コープさっぽろがDXで目指すもの

半農半ITエンジニアがジョインし、目指す自社開発の体制。

田名辺健人さん
プロフィール


2009年初頭よりシステムインフラとしてAWSを積極的に導入し、JAWS-UGのコアメンバーとしても活動。2011年11月、地元札幌にUターン。。2011年、地元札幌にUターン。クラウドを全面活用したリモート勤務を開始する。2014年、北海道帯広市の酪農畜産クラウドのスタートアップにジョイン。事業の立ち上げフェーズにてシステム開発に従事。その後、農業の現場に自分自身を投入する必要性を痛烈に感じ、農業研修を受講、同時に個人事業主として独立。2016年7月からは、農業ITのスタートアップである株式会社農業情報設計社の取締役CTOとしてジョイン。2018年4月に、北海道石狩郡当別町に居を移し、一反歩ほどの畑を確保、本格的な半農半ITを実践。2019年10月に当別事務所を開設し、個人事業から法人化。クラウドファーム株式会社を設立し、2020年5月からコープさっぽろにもジョイン。

入澤:田名辺さんが、ジョインされることになったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?

田名辺:ちょうどお声がけいただいたとき、「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」という本を読んでいたんです。IT業界のサクラダファミリアをどれだけ苦労して作り上げたか、という話ですが、それと同じ話が来たな、と(笑)でも、そもそも自分はスタートアップばかりやっているから、エンタープライズの領域は真逆だし、通ってきた道も違うし、なんで僕のところに来たのかな。って最初、正直思ったんですよね。
でも、長谷川さんが出てきた事に本当にビックリして「これは、コープさん本気だな」って。

そのあと、長谷川さんと、対馬さんと、コープの今のインフラを担当している方と、当別の事務所に来ていただいたんですよ。対馬さんとは面識がなかったんですけど、醸し出すこの空気感で「やるぞ!」っていうのが凄く、やっぱり本気なんだなって思ったんですよね。

入澤:それですぐ決断されたんですか?

田名辺:業界のことも知らないし、通ってきた道も違うし、何が出来るかな。ってことを考えまして。今、農業ITの仕事が8割なんですけど、農業の最終的な出口の一つに販売がありますよね。コープさんは、北海道のインフラとして販売を行われていて、そこに噛めるということは、個人的に知見も広がりますし、良いことだなって思ったんです。

それからもう一つ、エンタープライズが自社開発チームをもつ意味を考えたんです。自分自身、スタートアップばかりやってきているから、その考え方から行くと、内発的なエンジニアの動きとか空気感がとても大事で、それをチーム作りの最初の段階でやることがとても重要なことだよな、と思ったんですよね。

自社で自分たちでシステムを作っていくということは、エンジニアも現場にしっかり入っていって、現場が何をしているのか等、ちゃんとわかったうえでシステムを作っていくということが大事だし、なんていうか、今後生き残っていけるエンジニアって、そういう人たちだよな、と思っているんです。だから、北海道という場所、コープさっぽろという巨大なインフラの中で、そういうエンジニアを育てられるなら良いな、と。

対馬さん:北海道のエンジニアを育てるために、今、田名辺さんの力を借りて0→1で、チームビルディングを最優先にしてやってる。新年度(2020年4月)からこのデジタル推進本部ができたばかりだけど、兼業・副業OKにしたし、この間、総合職員という職種に「エンジニア職」というのを作って、そこだけ年間休日増やしたの。小売りって土日祝日が無いので、週休2日しかないんですよね。

それじゃエンジニアが取れないって長谷川さんが言うから、年間休日を増やして、制度も変えて急ピッチでやってるんですよね。Wantedlyの求人要項もそうで、長谷川さんが大自然で働いてるあの姿って、北海道で働く象徴だと思っているんですよね。

北海道ってブランド力はあるのに、「仕事がないでしょ」とか「北海道って」ってよく言われる。でも、どこぞがやる移住対策よりなによりもここ(コープさっぽろ)が、こういう事(採用をするために、基準を首都圏に合わせる事等)をやったら、Uターンも来るし、優秀なエンジニアも子育てを考えたら北海道で育てたいとか、あるでしょ。

やりがいのある仕事もあって、お金もちゃんと稼げるなら、北海道が、より良い土地になるじゃない。田名辺さんの事務所にお伺いしたときに、ちょうど研修系の仕事を今やっているという話をしていて、これ完璧じゃんって思ったんですよね。

長谷川さんがたとえ、どんなに良い人たちを連れてきたとしても、人をそだてるという流れがなくって。困ったなって思ったときに。田名辺さんから、農業話と、研修の話を聞いてコープさっぽろにぴったりじゃんって思ったんですよね。出口もつくっていけるし、人をそだてるベースでも作っていけるしドンピシャだったし。

田名辺さん:エンジニアのスクールを立ち上げたんですよ。オンラインでも出来るし。リアルでも出来るスクールなんですが北海道で、エンジニアをそだてていきたいと思ってるんですよね。

参照:CO×TECH

入澤:なるほど。今回、コープさっぽろさんでは何名ぐらい採用されるのでしょうか?

長谷川さん:今、外部ベンダーも含めて100人いるんです。正社員は10人。3割は自社従業員にしたいですよね。なので、当面の採用は30人~40人ぐらいでしょうか。

入澤:求めるエンジニア像みたいなものはありますか?

田名辺さん:コープさっぽろというブランドから行けば、大企業の就職とか、安定とか色々あると思うんですよね。でも、入ってからがスタートだし、コープさっぽろに就職することがゴールだとはき違えてほしくないですよね。後は、ソフトウェアを作るというだけのことに喜びを感じている人は合わないですね。現場に行って、見るなり話しを聞くなり自分でもやってみるなりをむしろやってみたいです!という人ですね。技術的なこととかあるにはあるんですけど、最終的にはそこですよね。技術なんか年々すごい勢いで進化していきますから、今凄いエンジニアだとしても、数年後どうなってるかわかんないわけですから。それよりも、現場のことわかって、お客さんのこともどれぐらい見通せるかっていう方に来てほしいですね。

長谷川さん:事業会社のエンジニアの特権なんですよね。自分たちが事業を持っているから。ベンダーだと仕様が、どこからとも分からない上から降ってきて、言うとおりに作ってやって、いやになっちゃったっていうエンジニアが多いけど。ここの部分をよくしよう!とか、組合員さん向けにやったら絶対よくなるよね!みたいな、本当に解決したいところ、俺たちはいったい何を解決するのかというところ。それを「よしこれだ!これをテクノロジーで解決する!」っていうのがエンジニアだと思うんですよね。ベンダーだと提案したところで変な話、客先に弾かれて採用されない事が多い訳で。でも、コープさっぽろの場合だと、「それやべーな!それでいこう!」って言って話が進んで、社内がまとまるんで、大丈夫。

入澤:働く場所はどこになるのですか?

対馬さん:一応発寒ですが。でもそれは自由にしようと思って。コロナのこともあるけど、テレワークにしようと思っていて、どこでも働けるような感じにしたいと思っているんですよね。後はステップ論というか、最初信頼関係築くまでは、出社だったり、同じ場所にいるということが必要になってくる事もあると思う。でも、それは100:0ではない。リモートが100%いいわけでもないし、会社に100%いることが良いわけではない。そこはその人のキャリア、あるいはキャラ、そしてチームにどれだけなじむかどうかだと思っているんです。


いかがでしたでしょうか。

コープという、凄くレガシーな組織体も、現在の社会の在り方やお客さん=組合員の求めている物を常に追求し、変化をし続けています。

今回、コープさっぽろの組織の変化はITシステムの内製化をすることでより「組合員」にとって、良い組織体を目指す第一歩になるんだと思います。

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